私が青年時代から好きだったアレキサンダー大王を讃えた叙事詩に、こうあった。
「勇敢な人びとに克服できないものは何もない」
深く胸に響く言葉だ。(中略)
「勝利は、わが迅速果敢な行動にあり」
これは、かのナポレオンの結論した戦闘哲学である。
人生は勝負だ。
仏法も、また勝負だ。
ゆえに、この一生、断じて勝たねばならない。
勝てば幸福であり、負ければ不幸である。
大切な人生である。何があろうが、最後に苦痛と悔恨を残してはならない。
そのために、君よ、君たちよ、勝負の時を逃さず、断固として立ち上がれ!
「一瞬たりとも失ってならない」とは、ナポレオンのモットーであった。
日蓮大聖人は、「命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりとも・これを延るならば千万両の金にもすぎたり」(御書九八六㌻)と仰せである。
「一日」が宝である。
いな、「一瞬一瞬」が、かけがえのない宝なのだ。
今、一時間があれば、どんなに多くの友を励ませるだろうか。遺言の思いでスピーチも残せる。今、三十分があれば、どれだけ有意義な語らいができるだろうか。
この五分があれば、必死のあの同志、この同志に揮毫を残してあげられる。
この一分があれば、苦闘のあの友に伝言を託すことができる。この一秒があれば、目であいさつできる。
だから、私は決めたのだ!
意義ある一日一日を生きるのだ!「今」を生き抜き、断じて勝つのだ!
ご指導ありがとうございました。此れから心新たに頑張って行きます