職場において、自分に与えられた仕事、役職を完璧にやり抜くことです。そうすれば、自分の組織における活動も、全部すっきりと運びます。
御書に『御みやづかいを法華経とをぼしませ』とあるように、仕事は仏道修行の場です。それを、活動等にとらわれて、給料をもらっている職場で、いいかげんな仕事をしていれば、全部、複雑になります。自分の思う通りに運ばなくなります。
自分の職業、すなわち生活のための仕事を完璧にやり切りなさい。すっきりとやり切ってごらんなさい。それが『信心即生活』です。仕事に真っ向からぶつかり、勝利を得なさい。それが組織の勝利になり、折伏の勝利になり、広宣流布の勝利に通じるのです。
「1日、1週間、1ヶ月の正しい方針を決めることが大切です。しっかりした目的や企画のない仕事は、暗闇の中を動いているようなものであり、それでは“暗中の遠征”です。
仏法は道理です。智慧をはたらかせ、知識を応用し、1日、1週間、1ヶ月の目的完遂に、完璧な方針を打ち立てねばなりません。
それがなく、ただ動いているだけでは、帆や舵(かじ)のない船に等しい。具体的な目標に向かってこそ、力は発揮されるのです」
「何度失敗しても、“次は必ず完璧にしていこう”というのが人生なのです。仕事のことでも、『私の仕事を見なさい』と言えるように、『あの人にはかなわない』と言われるように、仏法を現実のうえで証明するのです。『あの人を、この仕事から外しては大変だ』と言われるようになりなさい」(中略)
「自分の仕事に重荷がかかるのは、幸いではないか。反対に、仕事がどんどん取り上げられるのは困る。男子部の先輩を見たまえ。仕事がどんどん増えるし、それを喜んでいるではないか。生きた生命の歴史を刻むことなのだ。きちんと願いきっていけば、うまくいきますよ」