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広宣流布大誓堂完成5周年、「学会創立の日」を記念し、世界広布新時代第39回本部幹部会 SGI総会 2018年11月19日 分断を和楽へ 希望の鐘を鳴らせ 池田先生が祝福の和歌贈る 人間革命 勝利の光を

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分断を和楽へ 希望の鐘を鳴らせ
池田先生が祝福の和歌贈る 人間革命 勝利の光を
東京戸田記念講堂で開催
全国の会館に同時中継 「人間革命の歌」を合唱
広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を大勝利で飾り、次なる広布の峰へと出発した本部幹部会。「この世で果たさん使命あり」との誇りを胸に、一人一人が自らの「人間革命の物語」をつづりゆくことを誓い合った(巣鴨の東京戸田記念講堂で)

 さあ、学会創立90周年へ、広布の希望の鐘を高らかに打ち鳴らそう!――広宣流布大誓堂完成5周年と11・18「創価学会創立記念日」を祝賀する「世界広布新時代第39回本部幹部会」が18日午後、「SGI(創価学会インタナショナル)総会」の意義を込め、リニューアルオープンした巣鴨の東京戸田記念講堂で盛大に開催された。これには、原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、来日した70カ国・地域300人のリーダーと出席。全国の各会館を同時中継で結び、参加者全員で「人間革命の歌」を厳粛に大合唱した。池田大作先生は、全同志の大福運と大勝利を祈りつつ、記念の3首の和歌(3面に掲載)を贈った。(2・3面に関連記事。全国中継は23日から26日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)

 巣鴨駅から東京戸田記念講堂へ続く道に、赤・黄・青の三色の旗がなびいていた。
地元の商店街振興組合が、学会創立の日に本部幹部会の会場となった同講堂のリニューアルオープンを祝賀し、掲げたものだ。
巣鴨は、初代会長・牧口常三郎先生と第2代会長・戸田城聖先生が軍国主義との獄中闘争を貫いた師弟共戦の地である。1943年(昭和18年)7月6日、両先生は治安維持法違反、不敬罪の容疑で逮捕・投獄。後に巣鴨の東京拘置所に収監され、翌44年(同19年)11月18日に、牧口先生は獄中で殉教した。
戸田先生はその後、移送された中野の獄舎から、45年(同20年)7月3日に出獄。敗戦間近の焼け野原に一人立ち、「旗持つ若人 何処にか」「競うて来たれ 速やかに」と願いつつ、「妙法流布の大願」を高く掲げて学会の再建に着手した。
池田先生の小説『人間革命』は、“戸田先生の出獄”の描写から始まる。そして、本年9月8日に連載が完結した小説『新・人間革命』は、“2001年(平成13年)の「11・18」を祝賀する東京戸田記念講堂での本部幹部会”で結ばれる。

地よりか涌きたる我なれば
この世で果たさん使命あり
 聳え立つ

   嵐に揺るがぬ
創価山
世界が仰ぐ
哲理の王者よ

人類の
生命の宝を
結び合い
分断こえて
和楽の海へ

後継の
地涌の旭日
勝ち昇れ
人間革命
勝利の光を

 弟子が「新たな人間革命の物語」へ旅立つ今回の本部幹部会が、新生なった東京戸田記念講堂で開かれた意義を、一人一人がかみ締めていた。
講堂内の壇上には整然と並ぶ万国旗が。それぞれの国で地域で、“正義と勇気の旗”を掲げて戦い抜いてきた同志たちの瞳に、後継の誓いが力強く光る。
その姿を、会場の後方に掲げられた牧口・戸田両先生の肖像画がじっと見守っていた。
「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」――この哲学は池田先生の不惜身命の闘争によって、世界五大州へと広がったのである。
◆◇◆
日本全国の会館を、同時中継で結んだ幹部会。オープニング映像の後、四つの会場が順々に映し出された。
広宣流布大誓堂の北側広場に立つ「人間革命の歌」の碑の前で、創立100周年を担いゆく“未来っ子”たちが元気に抱負を。
小説『人間革命』執筆開始の地・沖縄の同志は、軽快な三線と太鼓の音に合わせてカチャーシーを披露。
『新・人間革命』起稿と脱稿の地である長野研修道場の「新・人間革命の碑」の前からは、信越青年部の代表が広布拡大の波動を起こす誓いを力強く。
池田先生が作詞・作曲した「人間革命の歌」の完成直後、いち早く同歌が歌われた大阪・豊中市の関西戸田記念講堂では、“常勝不敗の関西魂”を継ぐ若人らが師弟誓願の決意を述べた。
創価の三代会長の共戦の歴史を伝える写真映像に合わせて、“日本一”の音楽隊・創価グロリア吹奏楽団と関西吹奏楽団が学会歌メドレーを熱演。
続いて、日本と海外の代表が、それぞれ活動体験を発表した。
長野の峯村郁子さん(圏副婦人部長)は、本紙に掲載された『新・人間革命』の切り抜きと、自身の心境をつづった“師との心の往復書簡”を力に変えて難病の治療に当たり、見事に打開。今月初旬に、弘教を実らせた喜びを報告した。
インドのゴーラブ・サブー男子部長は、学友から手渡された小説『人間革命』に感動して入会。以来、同小説を“人生の教科書”と定め、成長の節を刻んできた。『人間革命』『新・人間革命』の研さんを軸に、広布拡大に尽くすインド創価学会が20万の陣列を構築できた喜びとともに、後継の決意を語った。
2000年12月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を全員で視聴した後、イタリア創価学会のアルベルト・アプレア会長が登壇。イタリア共和国とのインテーサ(宗教協約)が発効して2年がたち、社会から期待と信頼が一層高まる様子を語った。
永石婦人部長は「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)の御聖訓のままに、師弟誓願の題目を響かせながら「平和と幸福の世紀」を勝ち開こうと強調。
原田会長は、冒頭、広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を、部員増・世帯増の結果で荘厳できたことに触れ、全同志の奮闘に心から感謝した。
また池田先生への顕彰が世界各地で相次いでいる模様に言及しつつ、先月、自らが訪問したフィリピンで、青年部の友が小説『人間革命』『新・人間革命』を学びながら「師弟の精神」を深めている姿を紹介。私たち一人一人もまた、日々、新たな「人間革命の凱歌」をうたい上げていこうと呼び掛けた。
――ここで、参加者全員が立ち上がる。学会歌「人間革命の歌」の大合唱が始まった。

〽君も立て
我も立つ
広布の天地に
一人立て……

常勝関西の“不敗の原点”である「大阪大会」から20年目の1976年(昭和51年)、「7・17」を記念して同歌は誕生した。池田先生は、「われ地涌の菩薩なり」と獄中で悟達した戸田先生の魂を、いかに表現するかに最も心を砕いた。地涌の菩薩の使命に生き抜く中に、人間革命の大道が開かれるからだ。

〽地よりか涌きたる
我なれば
我なれば
この世で果たさん
使命あり……

歌い終わると、会場は誓いの大拍手に包まれた。鳴りやむのを待って、池田主任副会長が池田先生からの伝言を紹介した。
「全て見守っていました。牧口先生も、戸田先生も、どれほど喜んでおられることか。みんな、ありがとう! わが全同志のますますの大福運と大勝利を祈って、3首の和歌を贈り、私からの感謝と祝福といたします」
我らの人間革命の挑戦に、終わりはない。
一人一人が、「私が山本伸一」との自覚で立ち上がり、師弟の誓願に生き抜こう。わが「人間革命の物語」を使命の天地でつづりゆこう! 「人間革命 光あれ」と、高らかに歌いながら――。