本日の御書

本日の御書6307

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本文】
大慢は敵に随うというこことわりなり(撰時抄p287)

【通解】
大傲慢をきわめるもは、逆に敵に従わなければならないというが道理である。

【先生指導から】
大慢心は、いざという時には、敵にしたがってしまうと指南である。
状況が変化すると、それとともに心が揺れる。心が転ずる。それが不安定な「慢」生命である。
いつも、どちらにつこうか、どう動いた方が得か、そんなことばかり考えている。要するに「保身」一念である。
自分を大事にし、よくしてくれるから、こっちについておこう。形勢が変わったから、今度はあっちへ行こう。そように、落ち着きなく、常に自分利害を中心に“機”をうかがっている。「法」が根本ではなく、自分「エゴ」が根本である。ここに慢心本質がある。
これまで退転者らも、皆「大慢」であった。ゆえに、純粋な信心世界にいられなくなると、「敵に随う」姿を見せた。全て大聖人仰せ通り実相である。