本日の御書

本日の御書 在世猶をしかり乃至像末辺土をや、山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非に非をますべし

スポンサーリンク

本文】
在世猶をしかり乃至像末辺土をや、山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非に非をますべし(開目抄上p202)

【通解】
釈尊の在世でさえ、なお法華経には怨嫉が多かった。まして像法・末法において、また(日本のような)遠く離れた国においては、なおさらのことである。山に山を重ね、波に波をたたむように、難に難を加え、非に非を増すであろう。

【先生の指導から】
有名な「開目抄」の一節である。
釈尊も、仏法のゆえに妬まれ、数々の難にあわれた。
中国の南京で法華経を講説した天台大師も、南三北七の諸宗─つまり、中国の仏教界から批判され、迫害された。
そして、大聖人の一生も、「山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非に非をます」という、大難の連続であられたのである。広宣流布の道程においては、難があって当たり前である。難がなければ、日蓮大聖人の仰せのとおりの仏法ではなくなってしまう。
広宣流布のために戦っているからこそ、難を受ける。これが日蓮仏法の法則といっていい。
牧口初代会長も、戸田第二代会長も、そのことを徹して弟子たちに教えられた。ここに、日蓮仏法の”急所”があることを知っておられたのである。