強き一念こそ壁を破る力
- 御 文
- 石に矢のたつ是れ又父のかたきと思いし至信の故なり、何に況や仏法においてをや
(日女御前御返事、1245ページ)
- 通 解
- (中国の将軍・李広が放った)矢が石に立ったのも、父の敵であると心から信じたゆえである。まして、仏法においては、(信じる一念の強さが大事なことは)なおさらのことである。
同志への指針
一念の力は計り知れない。その究極が不屈の勇気の信心である。決然たる妙法の音声は全宇宙に轟き渡り、一切を諸天の働きへと変えていく。
壁にぶつかった時こそ題目だ。思うようにいかない時こそ、もう一歩、執念を燃やして祈り抜き、祈り切るのだ。
その勇猛精進の唱題から、逆境をはね返す「智慧」が生まれ、新たな勝利への大回転が始まる。