池田先生ご指導

戦いに臨んでは、幹部の肩書きや、形式を一掃し、全員が裸一貫の人間性に立ち戻って、実力で勝負をしていくことが大事なのである。

スポンサーリンク

「親しみより破るべし」、個人でいえば、自分の心のなかの油断である。学会でいえば、幹部の弛緩だ。幹部が広宣流布への精神を忘れ、名聞名利に走っていくとき、学会は破れていく。すべて、破れるのは、外からではなく、内部からである。とくに信心を忘れた世法的なつながりから、団結は破れていく恐れがある。信心もなく「私はあの人がなんとなくお世辞を使ってくれるから好きだ」とか「あの人は文句をいうからなんとなくいやだ」といった、世法的な行き方こそ、学会を破っていくものである。厳しくたがいに戒め合っていきたいと思う。


幹部は、座談会や家庭指導、折伏等々、第一線に出て足を棒のようにして歩き、活動に励んでいかなければ、勝利は望めない。戦いに臨んでは、幹部の肩書きや、形式を一掃し、全員が裸一貫の人間性に立ち戻って、実力で勝負をしていくことが大事なのである。学会員一人ひとりが民衆一人ひとりと話し合い、信心をわからせ、誤りを正し、立派な学会員に育て、また学会のよき理解者としていくのだ。この地道な、力強い生き方を立派に成しきっていける人が、真実の地涌の菩薩であり、真実の学会幹部であるといいたい。