池田先生ご指導

感謝がない人間は、人が自分のために、何かしてくれてあたりまえだと思っている。結局、人に依存し、甘えて生きているといってよい。

スポンサーリンク

感謝がない人間は、人が自分のために、何かしてくれてあたりまえだと思っている。結局、人に依存し、甘えて生きているといってよい。だから、人が何かしてくれないと、不平と不満を感じ、いつも、文句ばかりが出てしまう。そして、少し大変な思いをすると、落ち込んだり、ふてくされたりする。
それは、自分で自分を惨めにし、不幸の迷路をさまようことになる。御書に『妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず』と仰せだ。
人がどうだとか、何もしてくれないと文句を言うのは、己心の外に法を求めていることになる。結局、精神の弱さだ。すべては自分にある、自分が何をなすかだという、人間としての″自立の哲学″がないからなんだ。その哲学こそが、仏法なんだよ。
新・人間革命 光彩46