名字の言

〈名字の言〉 2018年9月23日  「青年部教学試験1級」まで1週間。日々の仕事や学会活動をやり抜きながら、時間を見つけて教材を開く受験者もいるだろう。

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 「青年部教学試験1級」まで1週間。日々の仕事や学会活動をやり抜きながら、時間を見つけて教材を開く受験者もいるだろう。日頃の研さんの成果が発揮できるよう、皆でエールを送りたい▼今回の出題範囲である「観心本尊抄」は末法の衆生が成仏のために受持すべき「南無妙法蓮華経の本尊」について説き明かした重書である。難解であり、悪戦苦闘することがあるかもしれない▼御文を拝すると「問うて曰く」「答えて曰く」という言葉が何度も出てくることに気付く。共に学んだ受験者が語っていた。「最初は、なぜ問答がこれほど繰り返されるのか不思議でした。でも、日蓮大聖人が、御本尊の偉大さを民衆に伝えようと心を砕き、工夫を重ねているのだと知り、感動しました」▼「立正安国論」をはじめ「問答形式」で書かれた御書は多い。大聖人は粘り強い「対話」によって、末法の全民衆を救おうとされた。御書には、そうした大聖人の慈悲と確信の言葉があふれている▼池田先生は「御書を学ぶことは、大聖人の御精神にふれることである。御本仏より、広宣流布の御指南を仰ぎ、最大の励ましをいただくことでもある」と。御書を拝せば勇気が湧き、行動が変わる。堂々たる「信心の背骨」をつくる実践の教学に徹しよう。(堯)