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インド・ガンジー研究評議会議長・ラダクリシュナン博士著「ダイサク・イケダ希望と幸福のチャンピオン」 シンガポール経営大学で出版発表会 2018年8月31日

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博士 一人の人間が持つ偉大な可能性を人々に伝えたい
ラダクリシュナン博士著『ダイサク・イケダ――希望と幸福のチャンピオン』(英文)
 池田大作先生の卒寿(90歳)を祝してインド・ガンジー研究評議会議長のN・ラダクリシュナン博士が執筆した英文書籍『ダイサク・イケダ――希望と幸福のチャンピオン』の出版発表会が27日、シンガポール経営大学で行われた。これには、シンガポール内務省および国家開発省の孫雪玲政務次官、同大学のウィー・キムウィー・センター長のエルヴィン・T・リム氏をはじめ多数の来賓が出席。シンガポール創価学会(SSA)の学生部の代表らも参加した。

 「ガンジー研究者の私がなぜ、これほど多くの時間を費やして一人の仏教指導者について書き続けるのか」
ラダクリシュナン博士が、池田先生に関して執筆した新著の出版発表会。
記念講演に立った博士は冒頭、聴衆に向かってこう語り掛けた。
――「それは単に、尊敬しているという次元ではなく、歴史の探究者として、池田博士の哲理を追究する必要があるからです」
ラダクリシュナン博士は、ガンジーの高弟であったG・ラマチャンドラン博士に師事したガンジー研究の第一人者。
これまで、マハトマ・ガンジー非暴力開発センター所長や、インド国立ガンジー記念館館長などを歴任し、著名な平和活動家・教育者として、世界の60以上の大学で平和や人権をテーマに講義や講座を開催してきた。今回の会場となったシンガポール経営大学でも、平和講義を担当したことがある。
ラダクリシュナン博士は、著書につづった、マハトマ・ガンジー、アメリカ公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング博士、池田先生の3人の共通点を身ぶり手ぶりを交えながら、熱を込めて訴えた。
「一人の人間が、対話の力を通じてどれほど多くの人に希望と勇気を送ってきたか」
「この本を手にする人に、一人の持つ偉大な可能性と価値に気付いてもらいたい」
講演が終わるや、万雷の拍手が場内に響き渡った。
発表会の最後には、SSAの創価新世紀オーケストラのフルート・カルテット(四重奏)が祝賀演奏を披露した。
来賓として出席した同大学のウィー・キムウィー・センター長のリム氏は、「博士の情熱あふれる講演に圧倒されました。私たちの大学では、明年から『幸福と苦悩について』という新しい授業を行います。ぜひ、この本を参考にしたい」と語った。
また同大学の学生は「友人と一緒に本を学び、これからの人生に生かしていきたい」と、瞳を輝かせた。発表会には、SGI(創価学会インタナショナル)事務総局の堤総局長、笠貫SGI女性部長、竹岡青年部長らも参加した。