戸田先生ご指導

法華経のなかに「法華経をたもつものあれば、立って仏がきたように迎えをせよ」と言われている。いったい、3人だって同志がおったら、喜んで話あって帰ってこなければならない。

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法華経のなかに「法華経をたもつものあれば、立って仏がきたように迎えをせよ」と言われている。いったい、3人だって同志がおったら、喜んで話あって帰ってこなければならない。たったひとりでもいい、ひとりでも、そのひとりの人に、ほんとうの妙法蓮華経を説く。たったひろりでも、自分が心から話し合い、ふたりでもいい、感激し合って帰るくらいの座談会にしてほしい。たったひとりでも聞いてくれる者がある。ひとりの人に会えばよいのである。
支部長が腹をたてようと、地区部長がむくれようと、ご本尊様がお喜びになれば、それでいい。それを、さも自分の地区の名誉だとか、あるいは地区部長が偉いとか、そんなことは問題ではありません。そんなことを威張っても、ご本尊様はおほめになりません。最後までわれわれの頭にあるのは、ご本尊様、ご本尊様がお喜びくださった。きょうはたったひとりのおばあさんと話し合ってみる。あのおばあさんが喜んで帰った、ああよかったな、こういうことになる。それでいい。
形式に流されてしまいましてね。地区部長さんをお迎えするとか、支部長さんがいくからと、支部長さんをお送りしなければだめだとか。じょうだんではないよ。地区部長や支部長はなにも偉くないのだ。会長だって偉くないのだ。人間ではないか。なんにも偉いって、特別に偉い者がいるわけではない。あなた方も幹部になった以上は、もう腹を決めて、本当の修行を組座談会でしてください。相して本当に苦労した地区部長、ほんとうにみがきあげた幹部、そういうものに、一人ひとりがなっていただいて、おほめ下さるのは、ご本尊様。支部長なんかにほめられているなんて思っているのはバカだぞ。支部長なんかにロクなのはいないから、支部長なんかにほめられるのはなんでもない。犬のしっぽのしっぽのほうだから。おせじさえ言えばほめるんだから。そういう、たいてい頭のわるいのが支部長になるに決まっているのだ。そういうのを見習って、地区部長も頭のわるいのに決まっているのだ。
断じて人間にほめられてはいかん。ご本尊様にほめられるようになるうではないか。また人間に、いくら悪く言われても、人間にいくらしかられても、ご本尊様にしかられないようにしようではないか。