池田先生ご指導

“どうすれば皆が喜び勇んで、広宣流布の使命に奮い立てるのか。幸福の大道を歩めるのか。そのために何をすべきか”と常に心を砕き続けてきた。

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学会は「率直」でいくことだ。変に気取ったり、格好つけたり、そんなことをする必要はない。お互いに言いたいことははっきりと言っていく。これが大事である。そうして皆の英知を集めていくのである。


くに若い幹部は気取らないことだ。よく注意すべきである。見栄や格好ではない。はいつくばってでも勝利をもぎとる。民衆のために尽くす。その執念がなければならない。


歓喜もなく、決意もなく、連絡事項を伝えて終わりーそれではせっかく来てくれた皆さんに申し訳ない。集った友が「やろうじゃないか」「戦おうじゃないか」と燃え上がって帰っていくような会合にしていく。それが幹部の使命である。


寿量品には、仏の「毎自作是念」は、衆生の成仏にあることが説かれている。私もそうあろうと自らに命じてきた。そして、“どうすれば皆が喜び勇んで、広宣流布の使命に奮い立てるのか。幸福の大道を歩めるのか。そのために何をすべきか”と常に心を砕き続けてきた。


「私が広布の責任者である」との決意に全員が立つ。それが大切である。慈悲もなく、展望もなく、次の人材を育てないーそういうずるいリーダーが出たら厳しく正さなくてはいけない。上の立場になって、誰からも何も言われなくなると、人は「自分ほど偉い者はいない」と勘違いするものだ。


順調な時ほど、調子に乗ってはいけない。勝ち誇って酔い痴れることは、すでに敗北の兆しである。驕り高ぶった慢心から、衰亡が始まるのだ。いつしか苦労知らずになり、恩知らずになれば、増上慢に狂い、油断におかされてしまう。「師子は油断せず」この一点を、指導者は心に刻みつけていくことだ。