【御書本文】
此の事慥なる証人を指し出し申す可し若し証拠無くんば良観上人等自ら本尊を取り出して火に入れ水に流し科を日蓮に負せんと欲するか委細は之を糾明せん時其の隠れ無らんか(行敏訴状御会通p181)
【通解】
これについては、たしかな証人を出すべきである。もし証拠がなければ、これらのことは良観上人が自ら本尊を取り出して火に入れ、水に流し、その科を日蓮に負わせようとするのであろう。
詳しいことは、これを糾明すれば明瞭となることであろう。
【先生の指導から】
大聖人のご生涯は、大波の寄せるがごとく、大難に次ぐ大難の連続であられた。
竜の口の法難の二カ月前ごろ、僣聖増上慢の正体を現した良観一派が、卑劣極まる捏造の訴えを起こした。このとき、大聖人は、鋭く痛烈に、こう切り返された。
「確かな証人を出せ!証拠を出せ!」と。
大聖人が、公の場で正々堂々と決着をつけようとされたのに対し、良観一派は、これを避けた。結局、何の反論もできなかったのである。
現代においても、広布破壊の日顕一派が、悪辣な反逆者らと結託し、正義の学会をおとしいれようと、数々の陰謀をめぐらせてきた。しかし、今、その悪だくみのすべてが、明快に裁判によって断罪されていることは、皆さんが、よくご存じのとおりである。