「祈りは、ひたすら御本尊に思いの丈をぶつけていけばいいんです。その際、“信”を入れること、つまり、どこまでも御本尊を信じ抜き、無量無辺の功徳力を確信して、魂のこもった祈りを捧げることです。
自身の宿命転換、人間革命、一生成仏のためには、広宣流布に生き抜きますという誓願の祈りが大事になります。そこに、わが生命を地涌の菩薩の大生命、大境涯へと転ずる回転軸があるからです。
具体的にいえば、あの人に、この人に、幸せになってほしい。仏法を教えたいという必死な利他の祈りです。学会活動の目標達成を祈り、行動を起こしていくことです。それが、大功徳、大福運を積む直道です。
したがって、自身の悩み、苦しみの克服や、種々の願いの成就を祈る時にも、広宣流布のために、この問題を乗り越え、信心の見事な実証を示させてください。必ず、そうしていきますと祈っていくんです。祈りの根本に、広宣流布への誓願があることが大事なんです。
どうか、御本仏の、この大誓願、大目的に連なった信心で、師子王のごとき勇気あふれる境涯で、人生を闊歩していってください」