使命の大空を舞いゆく五大陸の地涌の友と、世界宗教への一層の飛躍を期す「前進・人材の年」が開幕しました。全同志の皆さま、明けましておめでとうございます。
「伸一の胸中は、さわやかに晴れ渡り、一点の雲さえなかった。満々たる闘志をたたえた使命の太陽が、黄金の光を放ち、彼の心の大空いっぱいに、まばゆいばかりに燃え輝いていた」
池田先生は28年に及んだ小説『人間革命』の結末に1960年5月3日、第3代会長に就任された時の真情を記されました。天空のような心境で、太陽のような情熱で、師弟不二の闘争を開始されてから、本年で60年――池田先生の戦いに感謝し、その行動に続こうとするならば、私たち弟子のとるべき道も「広宣流布の一歩前進」以外にありません。先生が示してきてくださった通り、私たちの前進は常に目の前の一人への励ましによって「一歩」が刻まれます。
「御義口伝」には「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せずして大乗無価の宝珠を研き顕す」(御書793ページ)と。たとえ少しでも妙法に縁すれば、仏種は永遠に消え去ることなく、必ずや仏の生命を自他共に磨き輝かせていけます。
ゆえに、縁を結んだ一人一人をどこまでも大切に、幸福を願い抜く真心で、勇んで対話に打って出てまいりたい。広布拡大で、信心即生活の実証で、ともどもに妙法の功力を示し切りながら、池田先生の第3代会長ご就任60周年の「5・3」、創価学会創立90周年の「11・18」を連続勝利で飾ろうではありませんか。