「仏と提婆は身と影のごとし」
「本物の人間革命、成仏というものには、かならずなんらかの反作用がある。それらが裏表のような関係にあるということなのであります。しかし、こうした相反する関係も、その一つひとつを体験するごとに罪を消し、その修福の功徳というものは、かならず、未来に厳然と現れ、子孫末代に伝わるといういことであります。
勤行・唱題は、リズムカルに、爽快に行っていただきたい。だれが聞いても好感をうけるような勤行が本当です。どら声を張り上げたり、居眠りしながら勤行したり、牛の歩みのようにのろのろしたのもよくないが、むやみに早く、なにをいっているのかわからないくらいの超スピードで、まるで急行列車みたいにやるのもいけません。また、消え入るような声の弱々しい勤行もよくない。晩の勤行は、仕事の都合で遅くなる人は仕方がないにしても、できるだけ早目のほうがよい。
どら声を張り上げる必要はないが、気兼ねすることなく、朗々たる、張りのある声であげたほうが気持ちがいいし、正しいでしょう。またどうしても眠たくてたまらないときは、。パッときりあげて休んだほうが価値的です。また、弱々しい題目では、病魔だって打ち破ることができません。宿命転換も不可能です。
白馬がパッパッと駆けているような朗々とした勤行・唱題をしていきましょう。御本尊にビンビンと響き、感応していく勤行・唱題に、無限の功徳があるのです。そういう勤行・唱題を実践し、はつらつとした人生を送っていこうではありませんか。