「正常化提言と弛まぬ行動は中日関係史上に輝く」
李小林対外友好協会会長が出席 訪中団の歓迎宴で授与式
【北京】日中平和友好条約の締結40周年、池田大作先生の国交正常化提言50周年の佳節に当たり、中国人民対外友好協会と中日友好協会から、池田先生に「中日友好貢献賞」が贈られた。日中友好事業に果たした多大な貢献を顕彰するもの。授与式は、25日午前11時30分(現地時間)から対外友好協会で、「歓迎宴」を兼ねて挙行され、同協会の李小林会長から、訪中団総団長の原田会長に証書と記念盾が手渡された。これには、対外友好協会の宋敬武副会長、中日友好協会の朱丹・程海波・王占起副秘書長、在中国日本大使館の四方次席公使らが、訪中団と共に出席した。(記事=星田剛秀、写真=川上孝徳)
中国人民対外友好協会で行われた歓迎宴。その冒頭で行われた授与式で、李会長は、創価学会代表訪中団に参加した、全国各方面・県のリーダーを前に語った。
「池田名誉会長は、中国人民の古き良き友人です。長きにわたり、中日関係の回復、改善に大きく貢献されました。名誉会長が早くも1968年に国交正常化提言を発表されたことは、並々ならぬ勇気と卓越した見識の表れです」
池田先生の国交正常化提言から、この9月8日で半世紀。この50年の日中関係は、順風ばかりではなく、むしろ、逆風の時期も多かった。
提言自体、冷戦という厳しい国際環境、日本の反中国政策の中で行われた。だからこそ、当時の周恩来総理が高く評価し、提言の4年後に実現する国交正常化に当たって、先生が創立した公明党が橋渡し役を果たすことになる。さらに先生は提言にとどまることなく、自ら10度訪中し、創価大学・学園、民音、東京富士美術館等を通じて、青年・教育・文化交流を幅広く推進してきた。
対外友好協会と中日友好協会は、その当初から交流のパートナーとして、共に歩んできた「老朋友(古くからの友人)」であり、今回の授賞は、その50年の行動を高く評価するもの。
これまでにも中日友好協会から「平和の使者」称号(90年)と「中日友好の使者」称号(93年)、対外友好協会からは「人民友好の使者」称号(92年)が池田先生に贈られている。
歓迎宴では、万雷の拍手に包まれる中、李会長から原田会長に中日友好貢献賞の証書と記念盾が託された。
次いで李会長があいさつし、原田会長が池田先生の謝辞を代読した。その中で先生は、訪中団の招へいに心から感謝。小説『新・人間革命』を、提言50周年の9月8日に連載完結した真情を述べつつ、日中友好の「金の橋」をさらに強固にしゆく決意を語った。
また在中国日本大使館の四方次席公使があいさつした。
歓迎宴に先立ち、原田会長ら代表は、李会長と会談。席上、中国人民対外友好協会と創価学会の「友好交流覚書」が交わされた。
さらに同日夜には、中日友好協会の唐家璇会長と釣魚台国賓館で会見した。(李会長のあいさつと池田先生の謝辞は後日掲載。両会見の模様は後日詳報)