座談会の波動を前進の力に
「大きな会合で、大勢の人に拍手されて話す事が偉いのではない。人目につかない小さな集い、座談会が、また家庭指導が大事なのである。個人指導が大事なのである。
大きな会合だけでは一方通行になる。それでは皆の本当の力を引き出すことはできない。一対一で、いい味のある対話ができ、人間味のある励ましで人を発心させられるの人が本物である。その発心こそ長続きする。その決意が起爆剤になる。その「一波」から「万波」が広がると。
丹念に一人一人と真心で語る。そこから末法万年の広宣流布の発展の道が開かれていく。座談会の開催に当たり、この点を互いに肝に銘じておきたい。
事前の準備について、いくつかのポイントを挙げてみると--。
まず、企画はどうだろうか。座談会は、友人や会員のために開催するものである。そして参加者は何を求めているかという視点を忘れないこと。また、なるべく多くの人が発言できるよう工夫することが大切である。
座談会が地域の集いとなる点は、信仰の素晴らしさがあふれているということであろう。「学会の世界には希望がある。信心してみたい」「参加していると元気になる。本当に安心できる」。こういった感想が参加者の間から聞かれると、その座談会は大成功である
第二東京のある区で、このほど座談会についてのアンケート調査を行った。それによると、まず、皆が期待しているのは「感動的な信仰体験」だった。そして、次に挙げていたのは「幹部の当意即妙の話」ということだ。
かつて、草創の先輩から「座談会は、足を棒にしないと成功しないよ」と教えられたことがある。家庭指導に徹底して歩き、悩みを聞き、挑戦の人生を教える。そして苦難を乗り越えた体験を、必ず座談会で話し合う。会員の、悩みを共有し、心を知り、喜びを分かち合う。この積み重ねが、座談会の成功の秘訣であり、広布を進める原動力であると--。まさに、幹部の率先の地域活動こそが、毎月の「座談会」なのである。各部が力を合わせ、我が地区の同志の幸福を祈り、地域の発展に全力を挙げていきたい。