
池田先生ご指導


題目は苦悩を燃やす炎。題目は火です。 煩悩(苦悩)の薪を燃やして菩提すなわち幸福の火が赤々と燃え上がる。 悩みが即、幸福の原料になる。

全ては〝今から〟始まる。これまでがどうあれ、くよくよせず、「よし、今から頑張ろう!」と決意して挑戦すればいいんです。全ては「今から」「これから」「今日から」始まるのです。

それと同じく、厳冬のような逆縁も耐え抜いて、強盛に信心を奮い起こして戦い抜いていけば、勝利の花を爛漫と咲かせゆくことは絶対に間違いない。決まっていることなのです。

人生には「なんで自分は、こんな目に遭わなければならないのか」と思うような宿命・宿業の嵐に遭遇することもある。

いかなる苦悩に陥っても、妙法の良薬によって、これまで以上の幸福へ、いまだかつてない素晴らしい境涯へと転換できるのです。

信仰とは―大聖人の仏法とは〝最高の勇気〟である。究極の仏力、法力の勇気である。勇気の二字である。勇気こそが、仏の慈悲に最も近い力用である。

死の瞬間の自分自身が、その後もずっと続くのです。だから、生きている間に、生命を「仏界」へと引き上げておきなさいと仏教は説く。「人間として」最高に豊かな自分を作るのです。

信力・行力によって、南無妙法蓮華経の御本尊の仏力・法力に、わが生命が感応して、大生命力が涌現し、困難の厚き鉄の扉も必ずや開くことができる。
