
池田先生ご指導


大確信をもつには、まず小さな体験でよいから、功徳の体験をたくさん積んでいくことです。その体験が集積され、次第に大確信をもてるようになる。それには、日々の祈りは具体的であることが大事です。

目には見えない「一念」と「行動」が、長い間には必ず目に見える結果となって現れてくる。長い目で見れば、その人の真実は、自然のうちに明らかになっていく。

御本尊を拝する人における「現世安穏」は、いかに諸難、苦労があっても、御本尊に強き祈りの信心があることそれじたいが、じつは因果倶時で「安穏」なのである。

”組織”は、ある意味で、その中心者以上の器以上にならないということである。 人々の上に立つリーダーが、真剣に学び、懸命に戦いぬいて、「人間革命」し、境涯を開いていく以外に、組織を良くしていく道はない。

信心が深まれば深まるほど、行学を重ねれば重ねるほど、御本尊の偉大さ、功徳の大きさに、ただただ驚嘆し、その福運のすばらしさに感激するのである。

胸を張り、ぱーっと風が吹き抜けるように快活にすすむ。喜びの人生となる。雄弁である。顔色もよく、生命力に満ちている。それが「勝つリーダー」の姿といえよう。 「皆を幸せにしよう」「皆を偉くしよう」「皆の力を発揮させよう」ーー指導者は、ここに心をくだくべきである。

しかも、こうして、いったん目覚めた仏性は、必ず次第に力を得て成長し、ついには、魔の力を打ち破って、その人を妙法に帰依させずにはおかないのである。

我々の生命を動かすものが信心である。ゆえに御本尊を拝めば、宿命を転換することが出きる。
