池田先生ご指導

「相如是が第一の大事にて候へば仏は世にいでさせ給う」

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「相如是が第一の大事にて候へば仏は世にいでさせ給う」

方便品で説く十如是のなかでも、相如是から始まっており、これこそもっとも大切なのだ、と仰せでなのである。

真実の信仰者としてお振る舞いをしているかいないかは、如是相で厳然とわかってしまうものだ。また怒りの人、ねたみの人、愚痴の人すべてが、如是相でわかってしまうものである。

ともかく、信心している人の姿を見て、多くの人が入信を考えたり、決意したりする場合が多いことは、おわかりのとおりである。

その反対の場合もあるであろう。あるいは、理論的に入信する人もいるかもしれない。なんといっても重要なことは、その人の如是相にあるといってよい。

リーダーの確信、リーダーの包容力、それもまた如是相で、リーダーによって人々が安心したり、不安になったりする場合もあるにちがいない。

一人ひとりが福運に満ち、誠実さにあふれ、人々から信頼される如是相であっていただきたいと思う。