勤行のなかに自分自身の生命、信心の実相が、きちんとあらわれているものです。
前進している信心、生き生きとした勤行の実践があれば、生命は躍動し、宇宙のリズムと見事に調和してきます。生命力が弱まったり、信心に行き詰まっているときは、勤行ができなかったり、勤行していても、なにかおかしいなと感じさせるものがあります。それはまた自分自身がいちばんよくわかるものです。いわば、これ以上の健康管理法はないといってもよい。
そういう意味においても、勤行は非常に大切な信心の基本です。御本尊と境智冥合していく唯一の実践法ともいえます。
勤行・唱題は、リズムカルに、爽快に行っていただきたい。だれが聞いても好感をうけるような勤行が本当です。どら声を張り上げたり、居眠りしながら勤行したり、牛の歩みのようにのろのろしたのもよく…