社会のさまざまな分野に、そこで第一人者といわれる人々がいる。
しかし、ある分野で第一人者であるからといって生命の根本命題の解決の方途を知っているわけではない。
妙法のみが、それを解決した唯一の法である。
ゆえに、妙法を受持したわれわれは、社会事象に左右されることなく、根本的大道のこの妙法の道だけは大確信をもって進んでいくべきである。
この南無妙法蓮華経という大法則には、だれ人たりともかなうわけはないのである。
あとは信心の厚薄いかんである。
そこにいっさい万般にわたる人生の勝敗がかかっていることを知らねばならない。
信心の勝利こそ、この社会、人生におけるすべての勝利の根本であることを深く確信し、さらに、それを実証し人々に教えていく使命感に立った一人ひとりであっていただきたい。