池田先生ご指導

ただ、ありとあらゆるものの本源の力である「南無妙法蓮華経」の一法のみが無始無終であり、三世永遠に変わらざる絶対の大法なのである。 この大法を、現実に大御本尊として御図顕なされたのが大聖人であられる。

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「絶対」ということばをよく使うが、いったい「絶対」というものがあるだろうか。
たとえば伏見城も、草木も、太陽も、月も、地球も、きらめく銀河系も、永遠に崩れないということはないだろう。人もまた同じである。
愛しあう夫婦の愛も、また「絶対」ではない。「愛別離苦」がまっている。
すべて「諸行無常」であり、「成住壊空」の実相を示している。
ゆえに永遠に崩れざるものはない。
ただ、ありとあらゆるものの本源の力である「南無妙法蓮華経」の一法のみが無始無終であり、三世永遠に変わらざる絶対の大法なのである。
この大法を、現実に大御本尊として御図顕なされたのが大聖人であられる。
この絶対なる法則のうえに、広宜流布の道を歩んでいるのが私どもなのである。
いっさいの私どもの行動は、この「絶対」なるものへの信仰であり、だれ人もおかすことのできないまちがいなき生命の行路なのである。
すなわち、南無妙法蓮華経にのっとった生命の旅路ほど、生々世々正しく楽しい旅路はないのである。
その大確信をもっての日々であっていただきたい。