宇宙は常に、善と悪との闘争の舞台なのである。
広宣流布が進んでいけば、組織が大きくなれば、戦いは楽になってくるだろう。
そう錯覚したとしたら、それ自体が、すでに悪に敗れつつある姿である。
また、自分は、これだけ信心したから、もう心配はないだろう。だれにも、そんなことは言えない。仏法、信心は、永遠に前進であり、永遠に闘争である。
その「前進」が即「安穏」なのである。
朗らかに、堂々と「戦い続ける」姿が、そのまま「勝利」の生命なのである。
飛行機も、飛びたった以上、懸命に飛んでいる時こそ、もっとも安定している。
エンジンの回転をゆるめれば、失速し、やがて墜落する以外ない。