信心とは「疑わざること」である。また「真実を訴える」義がある。この両方があって、まことの信心といえるのである。
すなわち、自行化他である。これが、まことの大聖人の仏法のいき方である。
皆さまは、このとおりに信心しておられるがゆえに、偉大な地涌の方々なのである。
さらに自信をもって、正しい仏道修行の大道を、ともどもに歩んでいただきたい。
御本尊は絶対であられる。つぎは信心の厚薄が大切なのである。
すなわち、生涯にわたって信心を貫きとおすか、苦難のときにあって信心が乱れるかが、重要な岐路となる。つまり、信心強盛な人は、難があれば、さらに信心が強くなる。
信心の薄い人は、才智がさきにたって、どうしても疑いやすくなるものだ。