信心が弱くなると、人はついてこない。策や方法だけでうまく処理していこうとすると、かならずそこに葛藤が出てくるものだ。弱さをみせることが人間味であるというような風潮があるが、信心のことだけは、いつも毅然としていなければならない。信心さえしっかりしていれば、葛藤はなくなるのである。
一日一日が決戦である。きのう成功したから、きょうも成功するとはかぎらない。きのう悪かったから、きょうも悪いということは必ずしもいえない。瞬間瞬間の実相が大切ななのだ。その差し引きの本体が、福運となり、一生の総決算となる。