真剣の人、それは責任の人、向上の人である。
一切が自分の責任と受けとめていくならば、そこにおのずと真剣な姿勢が生まれる。今以上の自分に成長しようと、向上の心が生まれる。
自分の仕事はここまでと決めてしまえば、何も生まれない。まして、あとは誰かがやるだろう。何とかしてくれるだろうと他人に依存する気持ちのある間は何をやっても中途半端である。いい加減である。
また、責任感あふれる人の言動には、周囲の人も心打たれ、動かされていくものである。真剣の人はすべてに全力の人である。
どんな小さな問題にも全力を傾け、解決に当たる。決して、一つ一つおろそかにしない。この勝利の栄冠を手にすることができる。
反対にてを抜けば、その分、隙間ができる。そこに油断が生じ、敗北の因をつくることになる。
とりわけ、広宣流布は、仏と魔の戦いである。要領や惰性の人は生命が鈍感になる。魔を魔と見破ることができなくなる。我が家族を、我が同志を守ろうと真剣であれば、何事にも全力を尽くさずにはいられないはずだ。
そして、真剣の人は誰よりも求道の人である。