南無妙法蓮華経というのは、どういうことなんでしょうか?
「これは、詳しく言えば、いくらでも詳しく言える。
釈尊が一代に説いた八万法蔵といわれる膨大な教えも、煎じつめれば、この南無妙法蓮華経の説明とも言える。
一言にして言えば、一切の諸々の法の根本です。
宇宙はもちろん、人間や草木にいたるまでの、一切の宇宙現象は、皆、妙法蓮華経の活動なんです。
だから、あらゆる人間の宿命さえも、転換し得る力を備えている。
つまり、宇宙の根源力をいうんです。
別の立場からこれを拝せば、無作三身如来、すなわち根本の仏様のことであり、永遠に変わらない本仏の生命の名前です。
釈尊滅後二千年以後、すなわち末法という時代に入っては、その仏様は日蓮大聖人であり、その大聖人様は、
ご自身所具の久遠元初の生命を、御本尊様として顕わされたのです」