戸田先生最強ご指導

御本尊様が、どんなに尊いかということが、腹に入っての折伏だったら、そんなことは起きるはずはない。ただ折伏すればよいという機械的な考えで、なんでもかんでも御本尊様を持たせるようなことをするから、御本尊様を粗末に扱うものが出てくるのです。これでは折伏する人も、折伏された人も、ろくなことはない。御本尊様は賞罰が厳しい。

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勤行をしている形跡すらない、こうした名ばかりの会員宅が多い地区の、新任の地区部長が、自分の指導力のないことを嘆き、戸田先生に指導を受けた時の模様。
「先生、私は地区のなかを、一軒一軒、回り始めたのですが、驚いたことに、御本尊様をお返ししたり、持っていても、お巻きしている人たちが意外に多いんです。これから回っていっても、そういう家があると覚悟していますが、いったい、こういう人たちを、どのように指導していったらいいでしょうか」
地区部長は、肩を落として消沈している。
「そうか、あそこは、そんなに悪いところか。どのくらいの割合かな」
戸田は、じっと、毛の薄くなりかけた、苦労人の地区部長の顔を、辛そうな表情で見た。
「まだわかりませんが、今日まで回ったところですと、十軒に二軒ぐらいです」
「ほう、そんなにひどいか。無茶な折伏をしたところだな。御本尊様が、どんなに尊いかということが、腹に入っての折伏だったら、そんなことは起きるはずはない。ただ折伏すればよいという機械的な考えで、なんでもかんでも御本尊様を持たせるようなことをするから、御本尊様を粗末に扱うものが出てくるのです。これでは折伏する人も、折伏された人も、ろくなことはない。御本尊様は賞罰が厳しい。
さて、そこで地区部長としての君の問題だが、、今、絶対に焦ってはいかん。十軒も二十軒もの、そんな家を、いっぺんに立て直して、信心を起こそうなどと考えては失敗しますよ。
地区の班長や班担当員たちとも、その実情をよく話し合い、理解してもらって、手分けしながら、たとえ一軒でもよいから、本当の信心というものを親切に教えて、立ち上がらせることです。このような末法における所作は、忍耐しかない」
地区部長は、いつかノートを閉じていた。その眼差しは、戸田を凝視して動かない。
「御本尊様のすごさ、ありがたさが分かれば、不敬なことをする人は、一人もいなくなるだろう。君は、ここで、あたふたしてはなりません。毅然としていることだ。御本尊様の愛は、母親の愛ではない。厳父の愛です。決して甘やかした愛ではない。
子どもを厳しく叱れるぐらいの力がなかったら、子どもにねだられることを、何事も叶えてやることはできないだろう。本当の力があり、威厳があればこそ、親は子どもに思うようにしてやれる代わりに、間違ったら厳しく叱るわけです。
ただ、なんとかして信心させようと思う前に、言うべきことは、きちっと言わなければなりません。いやな人は、やめればよいのです。仏法を知ってみれば、こんなかわいそうなことはないが、仕方のない場合もある。御本尊様を讃嘆し、誠意をもって話してあげなさい」

  1. 前原里美 より:

    こんにちは、、やはり、恩師のご指導を読まないと、つい、つい、わがままになったり、四悪趣に陥って行きます。ご指導があっての信心ですので、、四悪趣に染まらずに、自己に勝ち頑張って行きたいです。