池田先生のメッセージ

創価大学通信教育部 夏期スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2018年8月15日 学び続ける人は生涯、青春

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学び続ける人は生涯、青春

 尊き学びと挑戦の金の汗光る、伝統の夏期スクーリング、誠にご苦労さまです。
猛暑の中、日本全国、そして遠く海外からも本当によく集ってくださいました。
西日本豪雨による甚大な被害を受けた広島、岡山、愛媛等から駆け付けてこられた学友もおられます。万難を排して集った友を互いに心からねぎらい、大拍手をもってたたえ合いたいと思いますが、どうでしょうか(大拍手)。
私も、皆さん方と共に学び、共に語らい、共に挑戦しゆく思いで、一切を見守っております。
この4月、通信教育部に待望の「文学部人間学科」が新設され、創造的生命の学びの道が一段と拡充され、うれしい限りです。
真の人間学とは、よりよき「生き方の探究」であり、新しき世界を開く「価値創造の力」でありましょう。そして、それは現実の大地を踏みしめながら、日々生きた学問を探究し、実践されている、わが通教生の皆さんが最も深く体得される、真の教養なのであります。
私が対談を重ねてきた、精神の大国・インドの偉大な哲学者ロケッシュ・チャンドラ博士の言葉を思い出します。
「人間の心は、無限です。果てしない大海です。深く探究すればするほど、ますます広がっていくものです」と。
博士は90歳を超えた今なお、1日9時間以上、机に向かい、東洋の英知である仏教の研究に精魂を注がれております。その向学のエネルギーの源泉は何か。博士は語られています。「偉大なことに取り組んでいると、時間の経過を感じません」「私には、まだやらなければならないことがたくさんあります」と。
偉大な使命に燃え、学び続ける人は生涯、青春です。生涯、希望です。博士の信条は、我ら創大通教生の学光の志と、深く強く響き合うものではないでしょうか。
ともあれ、生きるとは学ぶことです。学ぶとは生きることです。ここに、尽きることのない生命の充実があり、皆と分かち合える人生の幸福があります。どうか、躍動のキャンパスで、志を共にする光友と切磋琢磨しながら、一つ一つの課題に、自分らしく、伸び伸びと取り組み、わが内なる無限の可能性を開花させていってください。
そして、創価の最高学府で培った「価値創造の大いなる力」を、わが使命の舞台で生き生きと存分に発揮し、いやまして希望と信頼の光を広げゆかれんことを、心から願ってやみません。
暑い日が続くので、どうか、決して無理をせず、聡明に体調を整えながら進めてください。水分を補給して、疲れをためず、睡眠を十分に取って、身も心も頭脳も、より頑健に冴え渡らせていく黄金の一日一日としてください。
また、私と同じ心でスクーリングに臨んでいただいている教員の先生方、職員の方々に、何でも遠慮なく相談なさってください。
わが宝の通信教育部の友に、「学は光」の栄冠あれ!と祈りつつ(大拍手)。