戸田先生は言われた。
「幹部だ。幹部で決まる。指導者が自分を変えるしかない」
権力を持つと、人間は魔性に毒される。
魚も頭から腐る。
組織も、ダメになるのは「上」からだ。
幹部は、常に常に「慢心」を排し、自身を変革していくしかない。
戸田先生は、こうも指導された。
「今こそ、最高幹部が目の色を変えて働く時だ。そして同志を守り、新たな突破口を開いていけ」
最高幹都ならば、結果を出すことだ。「さすがだ」「立派だ」といわれる模範を示すことだ。そして、第一線の同志を守っていくのである。
「座談会にせよ、講義の席上にせよ、指導者は、学会精神の鼓舞をはかれ」 ──これも戸田先生の指針である。
歓喜も決意もなく、連絡事項を伝えて終わり──それでは、せっかく来てくれた皆さんに申しわけない。
集った友が「やろうじゃないか」「戦おうじゃないか」と燃え上がって帰っていくような会合にしていく。それが幹部の使命である。
また先生は、「指導者が大局を見ていることが大事なのだ」「動きを見て、どこへ手を打つか考えよ」「いつも四手先、五手先まで考えていけ」と指導された。
皆が楽しんでやっていけるように手を打つのが名指揮である。同志を苦しめるのは下の下である。いわんや、威張る幹部など論外である。それが先生の教えであった。
さらに戸田先生は厳しくおっしゃった。
「今日の学会は、昨日の学会ではない。今年の学会は、去年の学会であってはなるまい。一日また一日、一年また一年の充実を心がけよ!」
日々、前進!
日々、挑戦!
日々、成長!
日々、感動!
これが我らの「広宣流布の人生」である。