目標が必要である。
「曖昧な的に向かって
放たれた矢が
当たるわけはない」とは、
牧口初代会長の
箴言である。
漫然とした歩みには
力はこもらぬが、
目標のある人の歩みは
力強い。
今日、
達成すべき目標がある。
今、励まさなくては
いけない人がいる。
時を逃さず、
最大の価値を
生み出す人が、
新しい歴史を創るのだ。
具体的に目標を掲げて
祈っていくことだ。
師匠のため、同志のため、
広宣流布のために――
この一点に心を定める。
これが大前提だ。
自分のための
祈りだけでなく、
「広宣流布のために」という
大願に立ってこそ、
偉大なる仏力・法力は
涌現する。
大いなる目的に
生きゆく人は、
いつまでも若々しい。
年齢を重ねても、
常に「青年」の気概で
前進したい。
深き同志愛で、
苦楽を分かち合い、
励まし合い、題目を
送り合っていく――。
明確なる
広布の大目的に向かって、
祈りを合わせた時、
団結の力は、百倍、千倍、
万倍にもなるのだ。
さあ、出発だ!
黄金の扉を開け!
生命の扉を開け!
新しき世紀の風は
吹き渡り、
青き海原に希望の波は、
金波、銀波と躍る。
新しき人生の
出港の銅鑼を、
力いっぱい、
高らかに打ち鳴らせ!
我らの尊き使命の、
偉大なる決戦の大航海が、
今、始まるのだ。
眼下に広がる緑豊かな街並み。彼方まで続くフリーウエーを、車が行き交う。1996年(平成8年)6月、池田大作先生がアメリカ・フロリダ州を訪れた折に、機中からシャッターを切った。
我らは広宣流布という大目的に向かって、家庭で地域で世界で、和楽の行進を続ける。御書に「須弥山の始めを尋ぬれば一塵なり。大海の初めは一露なり」(新1706・全1237)と。現実社会で、小さな勝利を一つ一つ積み重ねた先に、広布と人生の大飛躍はある。
「必ず勝つ」との一念と具体的な目標をわが胸に、人間革命の大道を朗らかに進もう。師と共に! 同志と共に!