慈悲の一念が強ければ、相手が、どういう悩みを持つているのか､どこで行き詰まっているのかも､分かっている。名医が患者の「急所」を分かるようなものです。これが「六根清浄の功徳」です。
六根清浄とは「全身これ広宣流布の武器たれ」ということです。要領ではなく､計算ではなく、不惜身命で広布へ働いていく時､限りのない生命力が全身にしみわたってくる。智慧もわく。元気もわく。慈愛もわく。
唱題行はわが生命を変革しゆく「人間革命」の修行です。どこまでも自身の一念を深め、諸天善神をも動かし、絶対勝利を実現する「誓願の題目」であってこそ、大聖人の仏法の唱題行となります。
題目には甚深で広大なる生命変革の功徳があります。
その最高の楽しみを、仏教史上、最も深く自覚し、満喫してきたのか、私たち創価学会員です。