池田先生ご指導

「感謝」と「歓喜」の心とは、信心の功徳を大きく増大させ、成長という変化をいちじるしく促進させていく正触媒のような働きをもっている。 心中の複雑性を解き放ち、すっきりとした一念の自身となれる。

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また人間の体内においても、さまざまな酵素が、この触媒の働きをして、私たちの健康を支えている。
触媒は、英語では「キャタリスト」というが、これはもともと〝もつれを解く″〝結び目をゆるめる〟という意味のギリシャ語に由来する。
まさにその名の通り、もつれを解いて、複雑になったものごとの結び目をゆるめ、スムーズに運んでいく〝陰の実力者″が触媒といえるかもしれない。

これを信心にたとえていえば、「感謝」と「歓喜」の心とは、信心の功徳を大きく増大させ、成長という変化をいちじるしく促進させていく正触媒のような働きをもっている。
心中の複雑性を解き放ち、すっきりとした一念の自身となれる。
反対に「愚痴」と「文句」「不満」の心は、幸福への変化を妨げ、遅らせる負触媒のようなものである。
「感謝の心」「歓喜の心」の人に、御本尊の大功徳はいや増していくのである。
御本尊への謙虚な信心を失い、倣慢な心の人には、功徳は決して輝かない。