池田先生ご指導

最後の勝利を第一とした武田信玄 ここで「勝負」に関し、信玄の考え方を通して、何点か述べておきたい。

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最後の勝利を第一とした武田信玄
ここで「勝負」に関し、信玄の考え方を通して、何点か述べておきたい。
一つは、個々の勝負に対する余裕ある心構えである。
信玄は、合戦における勝敗とは、十のうち六分か七分、敵を破れば、それで十分な勝利である。
とりわけ大合戦においては、この点が重要である、とした。八分の勝利は、すでに危険であり、九分、十分の勝利は、やがて大敗を喫するもととなる、と信玄はいう。
一つは、個々の勝負に対する余裕ある心構えである。
信玄は、合戦における勝敗とは、十のうち六分か七分、敵を破れば、それで十分な勝利である。
とりわけ大合戦においては、この点が重要である、とした。
彼は、将来の最後の勝利を第一に考えた。
ただ現在のみ勝てばよいというのでは意味がない。
現在も大事だが、将来はもっと大事である。
将来、勝つために、今をどうするか。
指導者は、この一点を夢にも忘れてはならない。
たとえば、無理に無理を重ね、やっと勝った。
しかし、疲弊しきって次は大敗した、というのでは、あまりにも指導者として無責任である。