創立の月だ。
創価学会の「創立の精神」とは
「師弟の精神」である。
牧口常三郎先生、戸田城聖先生の
不惜身命の大闘争の中に、
永遠の学会精神が輝いている。
この精神を忘れれば、
大切な和合のスクラムが、
魔に分断されてしまう。
どこまでも、
師弟不二の大道を歩み抜くのだ。
いかなる時も、私の心の中には、
戸田先生がおられる。
師弟とは、人間の究極の道である。
名誉も、肩書も私財も眼中にない。
ただ民衆のため、
ただ皆の幸せのために
叫びきっていく、戦い抜いていく、
命をかけて走り抜いていく。
これが学会の根本精神である。
今、自分がいるその場所で、
誓願を掲げて、一人立つのである。
広布の大願を果たすために、
断固と、新たな戦いを起こすのだ。
その勇者の胸中にこそ、
「創立」の精神は
生き生きと脈動していく。
その創価の同志の行動が、
一人また一人と
波動していくところに、
日蓮大聖人の御振る舞いに直結した
「法華経の行者」の群像が
林立するのである。
愛する青年たちよ!
青年の魂を持てる
地涌の同志たちよ!
たゆまず朗らかに、
広布拡大の大誓願に
勇んで躍り立て!
不思議なる縁に結ばれた我らは、
「世界広布」即「世界平和」という
人類のロマンに生き抜く旅を
決意新たに始めよう。
栄光輝く
創立百周年の大海原を目指して!
抜けるような青空のもと、創価の三色旗が勢いよくはためいていた――1990年(平成2年)8月、池田大作先生が長野研修道場でシャッターを切った。
30年前、池田先生の提案で誕生した三色旗。創価学会では、赤は「勝利」、黄は「栄光」、青は「平和」を表す。今やこの旗は、SGI(創価学会インタナショナル)のシンボルとなり、世界各地で翻っている。
間もなく、学会創立記念日の11月18日を迎える。広宣流布大誓堂の完成から5周年を刻む意義深き本年。今再び創立の精神に立ち返り、新たな広布の峰へ、意気揚々と出発しよう。勝利・栄光・平和の旗を高らかに掲げながら――。