人生には、必ず行き詰まりがあるだろう。そのときは唱題である。
そうすれば雲が晴れていくように、必ず無限の境涯が、いつしか広がっていくものである。
行き詰まりとは、いわば、より以上、広々と自分の境涯と福運を開いていける山の頂上を前にしたようなものだ。
それを乗り越えれば、あたかも、白馬にまたがって人生の広野を楽しく走りゆくことができる。
そして、新たに行き詰まりという山に出あう。
そこで唱題によって再び乗り越えれば、更に大境涯が広がっていく。
信心とはこの繰り返しである。
そして最後には、永遠にして広大無辺、自由自在の成仏の境界に入っていくことができるのである。
ゆえに、焦らず、自分らしく伸び伸びと、信心第一で進んでいっていただきたい(拍手)。