明確な目標を
長い間の戦いであれ、短期間の戦いであれ、そこには、勝利に結びつけるための要件がある。その不可欠の一つが、常に「目標」が明確になっているかどうかという点である。
目標を立てるということは、自分が目指すものが何かを具体的にすることだ。漠然としたものを、形が見えるもの、あるいは数字で表せるものに置き換えることによって、勝ち取るべき対象をはっきりと認識することができ、挑戦への意識を強く持つことができる。
そして、目標が明確になれば、到達点に向けての行動が具体的になってくる。
「今、なすべきことは何か」
「今日、どう行動するか」。この「今」の積み重ねこそが、勝利の礎を築き、希望の未来を開くのである。そうした明確な目標への挑戦意識がなければ、行動はいつしか漫然としたものになり、停滞と惰性を導いてしまう。これでは、確実な勝利は望みようもない。