祈り、努力し、『御本尊におまかせする』大確信が大切である。心から妙法に南無したとき、無量の智慧と力が出る。不可能も可能になっていく。あくまでも、祈りが根本となる。祈ることを忘れて、方法論に走った場合には、空転し、行き詰ることになる。
目先の出来事に一喜一憂する必要はない。永遠に続く嵐はないように、永遠に続く苦難はない。大事なことは、どこまでも御本尊を信じ、強い信・行・学を貫いていくことである。信心さえあれば、どのような苦難も、宿命転換の機会としていける。福徳と幸福の人生の宮殿を、更に盤石に築くことができる。一家、一族の繁栄の大道を開くことができるのである。
悪を責めた分だけ、自身の仏性が強くなる。胸中の無明を打ち破り、魔に力強く勝つことができる。罪業が消え、宿命転換が成し遂げられる。いざという時に、勇気ある信心で、師と共に、師と同じ心で戦ってこそ、金剛の「仏の生命」となるのです。