


どうあろうとも、いちおう宿命はきまっている。しかし、そのためには、絶対に御本尊様から離れないことである。

慢こそ仏法者の恥辱である。 いかに正義の弁論をもってわが身を荘厳しようとしても、その根本は無明であるとともに、魔王の生命である。

「組織を強くするといっても、実質的には「一人一人の信心を強くする」以外にない。

題目の功力は、宿業を転換し、福徳を呼び起こす。この真実にして甚深なる妙法を信受して進むのだ。真剣に唱題し抜いた人は、いかなる苦難があっても、最後は必ず勝つ。

題目を唱えるということが、どうして大事なのか、なぜ功徳があるのか、これは凡夫の理解力をもってしては解しがたい問題である。

このように身近に起こるさまざまな苦悩を、御本尊に唱題しながら、一つひとつ乗り越えて、そこに満足をおぼえていくところに、人間革命がある。

戸田先生は、信心している以上、目の輝き、顔色もよく、なんともいえない風格と深い魅力がなければ、ほんとうに信心をしている姿とはいえない。とまで厳しく言っておられた。

〈新春あいさつ〉会長 原田稔 仏縁の拡大こそ永遠勝利の道 2020年1月1日
