
池田先生ご指導


あくまでも信心の指導をすべきであり、信心とは関係のない世法のことのみを指示するようなことがあってはならない。

たったひとつの理論をいいます。三越へいくと、欲しい物がいっぱいある。ところが、金がなければひとつも売ってくれません。

われわれの生命というものは、大宇宙に溶け込むのです。それなら、そのままではいいではないか。しかし、出てくる。それなら、出てきたときに、その生命の運勢がよくなるために、信心したらいいではないか。それは、うそです。

体験のない信心は観念(頭でわかっているだけ)になってしまいます。決めて祈って努力する。上り坂の信心をしていきましょう。

どのような事態に直面しても「あっ、きっとこのように良くなっていくに違いない」「これはこのような意味だから必ず道を開いていくことができるものだ」と

御書の一節が、もっと実生活のなかに密着するように、徹底的にやろう。おたがいに会えばすぐ御書の一節が口をつくというように。

妙法を持ったことは「勝利の剣」を手にしたことである。一切に堂々と勝っていける。勝って楽しんでいける。

最後が幸福であれば、あらゆる労苦は良き思い出に変わる。ゆえに、それまでは、うんと苦労しろ、もがき苦しんでいけ!死身弘法じゃないか!
