
池田先生ご指導


宗教の誤りほど恐ろしいものはない。知らずしらずのうちに、生命の奥深く入りこんでいく。しかも、いったん、そこに住所を構えるや、根強く、そこに永住し、その人の清浄な生命をおおいかくす。

嫌いな人、苦手な人、憎たらしい人、そういう人の事も祈ってあげるんです。始めは難しいかもしれない。できないかもしれない。

怨嫉の気持ちが起きたならば、御本尊に題目をあげて「小さな心のわだかまりを消してください。私はもっともっと崇高なる広宣流布という目的にふさわしい前進をさせてください!」

「雑念がわいて、題目に集中できない」といって、自分を責める必要もない。祈っている時に浮かんでくることは、そのときの自分にとっての問題なんだから、ありのままの自分をぶつけていけばいいのです。

妙法は宇宙を貫く根本の法則である。この妙法に生きぬくならば、星々が正確な軌道を進んでいくように、寸分の狂いもなく、幸福な人生を歩むことができる。

「人間革命」とは、一人の人間という「小宇宙」における「広宣流布」です。自分の中の〝大生命力〟を噴出させるのです。

勤行・唱題の声は、仏・菩薩の世界の言葉であるといえます。たとえ意味はわからなくても、きちんと御本尊に通じ、諸天善神,三世十方の仏・菩薩の世界に通じていく。

真実の信仰者としてお振る舞いをしているかいないかは、如是相で厳然とわかってしまうものだ。また怒りの人、ねたみの人、愚痴の人すべてが、如是相でわかってしまうものである。 ともかく、信心している人の姿を見て、多くの人が入信を考えたり、決意したりする場合が多いことは、おわかりのとおりである。
