
池田先生ご指導


妙法とは宇宙根源の法です。その法と冥合した場合には、功徳に満ちた境涯を得、それに逆行すれば、マイナスの結果が出るのは当然です。 最初はそれとわからないものだろう。

御本尊に祈り、勤行をするとき、九識心王真如の都のさわやかな風につっまれ、美しき月を胸中に見る思いがする。 そのすがすがしい生命の充実感は、なにものにも比べることができないことは、皆さまの実感されているところであろう。

「さあ、今こそ戦おう!」--心の底から、こう決めきった瞬間が、「その時」なのです。この瞬間から「運命」が変わる。人生が開ける。歴史が始まる。

成仏とは、ひとつの「ゴール」に至ることというよりも、絶えず仏界を強め続けていく「無常道の軌道」に入ることなのです。 仏が歩んだのと同じ「軌道」を歩み続けること自体が成仏なのです

負けないという人生は、永久に勝ちである。 勝つことよりも負けないことのほうが、偉大な勝利なのだ。

私達の生命は、無始以来永遠に続いている当体であり、その生命の奥底に仏界という最も正常な力強い尊厳なる大生命力が内包されてる。

真剣な人ほど強いものはない。光るものはない。美しいものはない。いわんや「真剣」の二字で信心に励む人は三世十方の諸仏、諸天が真剣に、その人を守っていく。

唱題に励むとき、大宇宙の根本の法則である妙法と、わが生命が融合する。小宇宙である自身の生命の扉が大宇宙に向かって全開し、全宇宙の頂点から一切を広々と見わたすことができる。
