戸田先生は「人間の“偉さ”は、地位や肩書にあるのではない。本当の『実力』があるかどうかで決まる」と指導された。
学会のリーダーの条件は、社会的地位とか肩書は関係ない。
どこまでも信心が根本であり、人間としての力がどうかである。
つまり、「真剣さ」であり、「努力する姿」であり、「戦い続ける執念」である――それがある人かどうかを見抜いていく以外にない。
先生は常々、おっしゃっていた。
「恵まれた環境だからといって、いいものができるのではない。苦難、苦労の中でこそ、偉大なもの、本物は生まれる」
平凡な人生では、平凡な人間しか育たない。
青年ならば、あえて苦難の嵐の中に飛び込んでいくことだ。困難なことに挑戦することだ。
折伏もそうである。大変である。しかし、大変だからこそ、自分が磨かれる。本物の人材と光っていく。
若き皆さんは、この決心で進んでいただきたい。
戸田先生が、ある同志に語っていた言葉が忘れられない。
「自身の将来のために、一家の本当の繁栄のために、覚悟して一生涯、信心をしてさい。必ず心の底からよかったという日がくるから」と。
信心してよかった! 学会員でよかった!
そう心の底から思える日が必ずくる。それが戸田先生の宣言である。