広い意味で「和合僧」とは、正法を流布しゆく人の集まりをいう。
その団結を乱すことは「破和合僧」に通じるといえる。
妙法の世界では、破和合僧の罪はまことに重い。
一人で謗法をおかす罪よりも、何倍も重いのである。
また、そういう人間に限って弘教もしていない、同志の激励、指導に足を棒にするわけでもない。
教学も知ったかぶりをする。
腹黒く策にのみ走り、口がうまく、まじめで清らかな信心の人を批判する。
そうした卑劣な「破和合僧」の姿は、皆さま方もよくご存じの通りであるがゆえに、ここでは略させていただく。