万物のなかで、信仰ができるのは、人間だけである。
その人間の人間としての生活と社会と宇宙を貫きとおす法則、そして、進歩、幸福、生きがい、安穏をもたらす法則が妙法であるといってよい。
この宇宙には、さまざまな種類の電波がある。それらはわれわれには見えないが、特定の受信装置を媒介にすれば、それぞれの電波を音として、また映像としてとらえることができる。
と同じょうに、この宇宙のことごとくの運行、現象をひきおこす根源の力として、妙法がある。
その妙法という法を、一幅の御本尊として御図顕あそばされたのが、日蓮大聖人である。