名字の言

〈名字の言〉 2017年2月5日

冬晴れの午後、近くの公園を散策した。寒風の中、色鮮やかに咲き薫る梅や椿の美しさに目を奪われた▼花々は直接、何かをしてくれたわけではない。ただ“咲いているだけ”。しかし、自身の使命を全うするかのように色めく姿は、大切なことを教えてくれる▼心理学者のアドラーは、「普通であることの勇気を持て」と訴えた。子の存在そのものが親にとっての喜びであるように、特別なことをした時にだけ自分に価値があるのではなく、“ありのままの自分でこそ他者に貢献できる”と捉えれば、生きる勇気が生まれると(岸見一郎著『生きづらさからの脱却』筑摩選書)▼3年前に入会した三重県の男子部員。他人の目ばかりが気になり、自信が持てなかった。そんな彼の元に地区の同志や男子部の友が通い、「大丈夫。君らしくやればいいんだ」と励まし続けた。自分を信じ、待っていてくれる人がいる――彼の中に自信が芽生えた。その喜びを伝えようと対話に挑戦し、5人の友人に弘教を。明るく変わる彼の姿をそばで見ていた父親も、昨年末に入会。歓喜は幾重にも広がる▼御書に「はたらかさず・つくろわず・もとの儘」(759ページ)と。飾らない姿と言葉が、人の心を動かす。大誠実こそ、真実の友情を築く要諦である。(靖)

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