人生を振り返ってみて、一番幸せな時はいつか。
それは「戦っている時」である。
その時は苦しいようであっても、後から「あの時が一番輝いていた、幸せだった」とわかる。
完成した後よりも、建設の時のほうが楽しいし、幸せであり、価値がある。
結果を目指して奮闘している、その本因の姿にこそ、「幸福」は躍動しているのである。
信心とは「仏」と「魔」との間断なき戦い。
故に「すこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」とあるように、「ここまできたからもういいだろう」という心が生じた瞬間に魔はつけ込んできます。
仏法は勝つか負けるかの連続闘争であり、より高い自身をめざしゆく精神闘争です。
私たちの「成長しよう!」「努力していこう!」という日々の真剣な歩みの積み重ねのなかにこそ、本因妙の生き方があり、信心の鍛えと深化があるのです。