池田先生ご指導

周囲の山々を遥かに見下ろし、三百六十度開かれた大自然のパノラマを眺望するような境涯。

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「何千万年も修行してきた方便品の仏達よりも、私達は御本尊を信じて南無妙法蓮華経と、たった一言唱えるのみで、仏になる修行ができてしまうのであります」
一遍の題目にも、無量の功徳がある。諸仏が長い時間をかけて、何度も生まれ変わって修行して得た功徳を、私達は瞬時にしてあますことなく得ることができる。それほど偉大な妙法なのです。
遠い彼方にある「成仏」という頂上を目指して、ひたすら山道を登り続ける、これが通途の成仏観であるとすれば、日蓮大聖人の仏法は、万人を瞬時に頂上に登らせる教えです。
周囲の山々を遥かに見下ろし、三百六十度開かれた大自然のパノラマを眺望するような境涯。この広々とした仏の境涯に、今、この場でただちに至ることができる。
そして、今度は、現実の中に飛び込み、この境涯に立った喜びを語っていく、この実践こそ、大聖人の仏法の醍醐味なのです。